「両立支援コーディネーター」研修を受けてきました

突然ですが、あなたは「がん」と宣告されたらどうしますか。働き盛りの年代でも仕事を辞めるのもやむを得ないと考えるでしょうか。

ただ、不治の病と言われた「がん」は、最近では「長く付き合う慢性病」に変化しつつあります。平均入院期間は2週間と短くなり、仕事を持ちながら「がん」で通院している人は32万人以上いると言われています。しかし、まだまだ「病気の治療」と「働く」ことは二者択一と考えられる傾向があります。私も最近までそう思っていました。

今年の春、勤務社労士時代にお世話になった方が、私の事務所にご自身のことで相談にお越しになりました。
人事労務担当者として長年会社に貢献してきた非常に優秀な方でしたが、病気の治療と勤務の両立はできないと判断して自ら退職されていました。
私は、退職後も受給することができる公的支援制度のこと等を中心にアドバイスできたものの、病気治療の現実や、復職支援のための知識や経験が欠けていたことを痛感しました。

そんななか、最近になって「両立支援コーディネーター」という制度があることを知りました。「両立支援コーディネーター」は、がんや脳卒中、糖尿病などに罹患した従業員を中心に、医療機関と企業の間で情報を共有し、仲介・調整のコミュニケーションサポートを行う役割と位置付けられています。

本日は丸一日かけてその「両立支援コーディネーター」講習を受けてきました。座学と数回のワークを行うことで、両立支援コーディネートの概略を習得することを目的としてる講座です。もちろんたった一日の研修ですので、概略を知ることができただけではありますが、今後も知識をアップデートしていきたいと思います。

コメントを残す