福岡市の燃料費等高騰支援金は申請したほうが良いですか?

令和8年度|福岡市 補助金

【2026年版】福岡市の燃料費等高騰支援金は申請すべき?
業種別・事業所規模別に費用対効果を徹底解説

円安や物価高、さらにはトランプ政権によるイラン攻撃で先行きが見えにくいなか、電気・ガス・ガソリン代が高くて困っている福岡市の中小事業主の皆様、最大60万円の支援金をご存じですか?

📅 2026年3月24日 ⏱ 申請期限:2026年6月30日
この記事では、福岡市の燃料費等高騰支援金(令和7年7月〜9月・令和8年1月〜3月分)について、制度の仕組み・計算方法・業種別の費用対効果・申請手順まで、まるごと解説します。
「うちの会社は申請する意味がある?」——その判断基準がこの記事で分かります。
SECTION 01

結論:あなたの会社は申請すべき?

結論から言うと、福岡市内で事業を営む中小企業・個人事業主なら、ほとんどのケースで申請して損はありません。

ただし、受給額は業種や事業所規模によって大きく異なります。電気や燃料の使用量が多い製造業・運送業は数十万円単位の受給が見込めますが、IT系など電気使用量が少ない業種では数千円〜数万円にとどまります。申請にはそれなりの時間と労力がかかりますので、費用対効果を検討する必要があります。

次のセクションで計算方法を解説しますので、「自社の業種・規模ならいくらもらえそうか?」をまず把握しましょう。

支援上限額
60万円
補助率
1/2
影響額の半額
申請期限
6/30(火)
予算上限で早期終了あり
対象期間
R7.7〜9月
R8.1〜3月
計6か月分
SECTION 02

制度の仕組みと計算方法

この支援金は、福岡市が市内中小企業等の事業継続と雇用維持を目的として実施している制度です。事業用に使った電気・ガス・ガソリン等の価格高騰分の1/2を上限60万円まで支給します。

▼ 基本の計算式
支援金額 =(上昇単価 × 使用量)の合計 ÷ 2
※上限60万円
対象経費ごとに「上昇単価 × 使用量」を計算し、合計額の半分が支給されます

上昇単価一覧

以下が令和7年7月〜9月・令和8年1月〜3月分の上昇単価です。

支援対象経費 上昇単価 単位
電気0.4円1kWhあたり
ガソリン・軽油・重油・灯油18円1Lあたり
オートガス(タクシー含む)13円1Lあたり
都市ガス22円1m³あたり
LPガス77円1m³あたり
※(77円×使用量)−1,500円
SECTION 03

対象者・要件をチェック

次のすべてに該当すれば申請できます。

  • 福岡市内に事業所がある中小企業者等(個人事業主・フリーランスを含む)であること
  • 申請日時点で市内で事業を継続中であり、今後も継続する意思があること
  • 大企業、みなし大企業に該当しないこと
  • 市が別途実施する物価高騰対策支援の対象事業所に該当しないこと
    (高齢者福祉施設・介護サービス事業所・保育所等は別途支援のため対象外)
  • 暴力団排除条例に規定する暴力団員等に該当しないこと
✅ 個人事業主も対象です 法人だけでなく、個人事業主(フリーランス含む)も申請可能です。ただし、以下のケースは対象外となりますのでご注意ください。

対象外となる主なケース

⛔ 以下に該当する場合は申請できません
  • 介護サービス事業所・障がい者支援施設・保育所など(市が別途支援を実施しているため)
  • 申請日時点で事業を廃業している事業者
  • 指定管理施設
  • こども食堂(福岡市の補助金を受給しているもの)

対象となる経費の種類

電気・ガソリン・軽油・重油・灯油・オートガス・LPガス・都市ガスの事業用使用分が対象です。

⛔ 対象外となる経費 通勤で使用したガソリン代 / 社宅の光熱費 / 水道代 / タクシー乗車料金
※オートガスで走るタクシー車両の燃料費は対象ですが、タクシーに乗った際の乗車料金は対象外です。
⚠ 本店の所在地に注意 本店が福岡市内にある場合は市外の事業所分も合算して申請可能です。一方、本店が市外の場合は福岡市内の事業所分のみが対象となります。
SECTION 04

業種別シミュレーション&費用対効果ランキング

それでは、「うちの業種だといくらもらえるの?」を具体的な数字で概算シミュレーションしました。

業種別おすすめ度(4段階評価)

製造業(工場あり)
大量の電気+重油を使用。受給額が大きく、申請の手間に対するリターンが最も高い。
目安:10〜60万円
運送業・タクシー業
ガソリン・軽油・オートガスの使用量が多い。車両台数が多いほど受給額アップ。
目安:5〜40万円
飲食業(複数店舗)
電気+LPガス(または都市ガス)の合算で数万円に。複数店舗なら合算可能。
目安:2〜10万円
小売・サービス業(店舗型)
空調・冷蔵設備の電気使用量が積み上がる。美容室・クリーニング店等。
目安:1〜5万円
建設業
重機用の軽油が対象。ただし事業用とプライベートの按分に注意。
目安:1〜8万円
IT・士業・コンサル等
オフィスの電気代のみが主な対象。受給額は数千円〜1万円程度になることも。
目安:数千円〜1万円

具体的な計算(概算)シミュレーション

業種例 電気
(6か月)
燃料
(6か月)
ガス
(6か月)
価格高騰分
(合計)
支援金額
(1/2)
製造業(工場) 150,000kWh
→60,000円
重油 21,000L
→378,000円
438,000円 219,000円
居酒屋(2店舗) 30,000kWh
→12,000円
LPガス 540m³
→40,080円
約52,000円 約26,000円
運送業(車両10台) 6,000kWh
→2,400円
軽油 36,000L
→648,000円
650,400円 325,200円
美容室(1店舗) 9,000kWh
→3,600円
都市ガス 300m³
→6,600円
10,200円 5,100円
IT企業(オフィスのみ) 6,000kWh
→2,400円
2,400円 1,200円
💡 福岡市公式のシミュレーションを活用しましょう 福岡市の専用ホームページに金額シミュレーションツールが用意されています。手元の検針票や領収書を見ながら、正確な受給見込み額を計算できます。
SECTION 05

申請の手順(オンライン/郵送)

申請方法はオンライン申請郵送申請の2パターンあります。

  • 必要書類を準備する
    確定申告書(写し)、決算報告書、電気・ガスの検針票(6か月分)、車検証(ガソリン申請時)、本人確認書類、通帳の写し 等
  • 申請書に記入する
    専用ホームページからExcel様式をダウンロードし、使用量・金額を入力。按分率がある場合は忘れずに記載します。
  • オンラインまたは郵送で提出
    オンライン:専用サイトからアップロード(6月30日 23:59まで)
    郵送:〒810-0072 福岡市中央区長浜1-1-35 新KBCビル4階 宛(6月30日消印有効)
  • 審査を待つ(約2〜3週間)
    提出後、審査結果が郵送で届きます。不備があると追加で時間がかかるため、書類は丁寧に揃えましょう。
  • 支援金の受取
    審査を通過すると、申請した金融機関口座に振り込まれます。
✅ 前回申請済みなら一部書類を省略できます 前回(令和6年8月〜10月・令和7年1月〜3月分)の支援金を受給済みの方は、確定申告書や本人確認書類など一部書類の提出を省略できます。専用サイトの「省略可の申請書類について」をご確認ください。
SECTION 06

注意点・よくある落とし穴

① 予算上限で早期終了の可能性

この支援金は予算の範囲内での支給です。申請が殺到すると、6月30日を待たずに受付終了になる可能性があります。書類が揃ったら、できるだけ早めに申請しましょう。

② 通勤用のガソリンは対象外

事業用に使ったガソリン・軽油のみが対象です。通勤で使用した分は含められません。自家用車を事業にも使っている場合は、按分率の設定が必要です。

③ LPガスの計算式に注意

LPガスだけ計算式が特殊で、(77円 × 使用量) − 1,500円となっています。使用量が少ない場合はマイナス(=支給対象にならない)になることもあるので確認が必要です。

④ 支援金は課税対象

受け取った支援金は雑収入として課税対象になります。法人税・所得税の申告時に計上漏れがないよう注意してください。

⑤ 不審な電話に注意

🚨 詐欺に注意! 福岡市の支援施策案内を装った自動音声ガイダンスによる不審電話が発生しているようです。福岡市から自動音声で電話することはありませんので、個人情報やキャッシュカード情報を求められても、絶対に応じないでください。
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まとめ・判断の目安

最後に、申請の判断基準を整理しておきます。

判断基準 目安
月の電気使用量が5,000kWh以上 → 迷わず申請
ガソリン・軽油を月500L以上使用 → 迷わず申請
飲食店でLPガス月100m³以上 → 申請おすすめ
オフィスの電気代だけで月1,000kWh程度 → 受給は少額だが損はない
在宅ワーク中心・自宅兼事務所 → 按分率次第。要計算

申請自体に費用はかかりません。オンラインならそれほど時間を要せず完了しますので、「少額かもしれないけど…」という方もまずは金額シミュレーションツールを使ってシミュレーションしてみることをおすすめします。